月刊中国ニュース 2017年3月5日(日) 15時50分
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国際市場でハイエンド無人航空機(無人機)の製品は決して多くない。偵察と攻撃能力を併せ持った無人機は、中国の彩虹-3と彩虹-4のみとなっている。写真は彩虹-5無人機。
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軍用無人機は、その背後にある極めて最適化された指揮コントロールシステムによって支えられている。このシステムは無人機のために構築されたものではなく、実際には軍隊全体のために構築されたシステムである。中核はコンピュータ。その周辺に通信や偵察などの各種のモジュールが配置されている。従来の戦争では作戦の決定に数カ月を要したものの、無人機の行動決定はわずか数分だ。 軍事作戦の方式において、無人機システムは大量の人的被害や経済損失をもたらさないという大きな特徴がある。これは一つの変革である。また独自技術や広範な応用領域があるため、今後の「空-天-地」一体の情報化戦争において不可欠の武器装備となるとみられる。
「プログラムが一切を決定する」(王宏偉)。無人機は遠隔操作機ではなく、その設計理念は人が操作していたものを無人機がするというだけでなく、「人が操作する」という発想自体を取り除いたものこそが無人機である、と指摘する。
「P国との協力プロセスは、世界とリンクするというプロセスでもあった。当初我々は無人機の用途がよく分からなかった。話が枝葉末節に陥ったとき、彼らは無人機の用途や必要なシステムを明確に示してくれた」と王宏偉。
「P国の発展水準全体は中国より遅れていた。しかしP国のエリートの当時における認識度は我々より高かった。彼らは米英留学で博士号を取得し、幅広い国際的視野を身につけていた。しかし中国はそれまでの長い時間、世界を見る眼を持っていなかった。ただ中国の優位点はその背後に、完成された国家工業システムの支援があったということである」。
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