中国のハイエンド無人機、今や西欧を凌駕する

月刊中国ニュース    2017年3月5日(日) 15時50分

拡大

国際市場でハイエンド無人航空機(無人機)の製品は決して多くない。偵察と攻撃能力を併せ持った無人機は、中国の彩虹-3と彩虹-4のみとなっている。写真は彩虹-5無人機。

(1 / 2 枚)

その他の写真

イスラエル「スカウト」 イスラエルの無人機はアメリカに次いで発展を遂げ、戦術無人機システムを備え、生産と実戦の経験も豊富であり、無人機の技術および製品の最大の輸出国のひとつである。世界の多くの国家が無人機を発展させるにあたり、イスラエルの成功体験に学んでいる。そしてイスラエルから技術を導入したり合同で研究したり、あるいは無人機を輸入したりしているのだ。目下イスラエルの無人機ネットワークは航続時間をのばし、ステルス性(センサーからの探知され難さ)を備え、空中での警戒・作戦を発展させている。現在にいたるまで、イスラエルは次々に3世代にわたる数十種の型の航空機を開発、すでに装備している主要な型では「スカウト」、「パイオニア」、「ハンター」、「レンジャー」、「サーチャー」、「ヘルメス」、「ヘロン」、「エイタン」などがある。無人航空機産業はむろんアメリカの育成によるところが大きいが、深くその原因を探ると、イスラエル内の民族意識の自発的意志と長い戦乱という客観的事実以外にも、「空軍第一」という戦略思想のもと、無人機を大きく発展させようという指導的思想と深い関係があるようだ。 インド「ニーシャント」 インドは1980年代に入るとすぐに無人機の開発を始めた。しかし工業の基本的条件が悪く、国産の無人機は偵察距離が短く、防衛能力も低く、山地や劣悪な天候に弱いなどの問題があった。インドが自主開発した「ニーシャント」は1988年から開発が始まり、2011年には軍に4機納品したが、2015年末までにその4機すべてが墜落破損した。軍側は、4機の無人機すべてが破損した主な原因は、インド国防研究開発機構と傘下のメーカーが開発した無人機の信頼度が低く、操作が難しかったことにあると説明している。そしてインド国防研究および発展組織が新たに開発した中高度長時間滞空型無人機Rustom-2は2016年11月16日、初めて飛行に成功した。この無人機計画は半径250km内の偵察、監視および情報収集をおこなう能力を備えている。インド現役の無人機には、主にイスラエルから導入した「サーチャー」、「ヘロン」がある。(提供/月刊中国ニュース)

この記事のコメントを見る

「月刊中国ニュース」の詳細はこちらへ

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携