月刊中国ニュース 2017年3月5日(日) 15時50分
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国際市場でハイエンド無人航空機(無人機)の製品は決して多くない。偵察と攻撃能力を併せ持った無人機は、中国の彩虹-3と彩虹-4のみとなっている。写真は彩虹-5無人機。
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国際市場でハイエンド無人航空機(無人機)の製品は決して多くない。欧州の無人機は攻撃性能を備えておらず、アメリカは他国には販売しない。先端技術を有するイスラエルの無人機をイスラム諸国が選択することはない。偵察と攻撃能力を併せ持った無人機は、中国の彩虹-3と彩虹-4のみとなっている。
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「無人機を知っていますか」南アジアのP国の軍関係者はこう尋ねた。
「今開発しているところです」という王宏偉の返事に、軍関係者は意外な思いを隠せなかった。王宏偉はさらに無人機HW-01の外観を手慣れた様子で描き、先方に見せた。「輸出はできますか」との先方の問いに、王宏偉は「可能です。今開発中ですがもうじき完成します」と答えた。
現在中国航天空気動力技術研究院(以下、気動研究院)の院長補佐を務める王宏偉は、サーズが流行した2003年に交わされたこの偶然の会話が、中国とP国との無人機分野での開発協力を促し、また中国の自主開発ハイエンド無人機が海外市場に輸出される大きな突破口になるとは思いもしなかった。
当時、P国の軍関係の代表団が北京を訪れ、その際、気動研究院も訪問した。王宏偉によると、「中国はそれ以前からP国と長期の協力関係にあり、相互に高い信頼感を有していた」という。
気動研究院における無人機の研究開発期間は、当時すでに3年を経過。プロジェクトチームは遠隔操作無人機HW-01の開発を終え、これをベースに自主飛行プロトタイプ機HW-02の開発に取り組んでいたところであった。
20世紀末から今日までの20年間近く、気動研究院は各種の無人機を開発してきた。小型機から大型機まで、低空用から高空用まで、さらに「彩虹」シリーズは、現在完全に体系化され、中国の無人機の急激な発展の縮図にもなっている。
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