<コラム>シャープを買収した鴻海、深セン工場の若い労働者に突撃インタビュー

秋澤 文芳    2017年5月25日(木) 22時20分

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発展が続く「深セン」にて労働者への「突撃」インタビューを試みた。写真は深セン市。

一方で、庶民はというと帰路を急ぐ満員の路線バスに詰められて、そしてまた街中では、道路脇に屋台がずらりと並び、争うように4元(約64円)、5元(約80円)を払ってその日の夕食を買い求め、家路に向かう姿があった。いかにもこの発展を続ける深センの象徴的な光景であると感じた。

さて、すっかり薄暗くなって夜8時を過ぎ、そろそろ戻ろうかと思い地下鉄の駅に向かうために路線バスを探したが、先にも述べたとおり帰宅時間ということもありバスはほとんどが満員である。来るときにはタクシーにて25元(約400円)も払いやって来たが、帰路は1元(約16円)の路線バスで地下鉄の駅方面へと思ったが、20分、30分と待ったがバスは到着しない。止むを得ず少々の危険を承知で近くに待機していた「二輪バイク」のおじさんと交渉し、バイクの後ろに乗り地下鉄の駅へと急いだ。約束どおり10元(約160円)を払い駅に到着した。

帰路、再び地下鉄に乗り深センの中心街、羅湖へ戻った。夜9時を回り周囲は真っ暗であった。車窓からみた郊外の夜景も中国らしくない光景だった。地下鉄とは言え、この地域では地上を走るので周囲の景色はよく見えた。まるでローカル線ぶらり旅あるき深センの旅を楽しむような雰囲気だった。

その後、地下鉄はほどなくして「深セン北駅」近辺まで近づき、外の景色を見て驚いた。まるで幻想的な、夜のおとぎの国に突入したような感じであった。周辺の高層マンション、商業ビル群の屋上や輪郭が見事にライトアップされ、豊かさに溢れた遊園地のような印象でもあった。やはり深センは過去と未来を交差させる合歓の街にも見える。この地であれば若者の心をも引き寄せる大きな魅力ある都市だ。確かにこの町は将来にわたり大きく発展するはずだ。

■筆者プロフィール:秋澤 文芳

東京(豊洲)在住。1973年千葉大学卒。日本旅行業協会を経て2010年より北京第二外国語学院大学旅游管理学部研究生として現在も在籍。工学院大孔子学院旅講師、東京都日中友好協会常務理事として交流促進。観光文化ツーリズム(株)代表として旅游企画・訪日インバウンドに取組む。

■筆者プロフィール:秋澤 文芳

東京(豊洲)在住。日本旅行業協会を経て2010年より北京第二外国語学院大学旅游科学学院研究生として現在も在籍。東京都日中友好協会副理事長・経済ビジネス委員会委員長。日中観光文化研究所、観光文化ツーリズム等の代表として旅游・訪日インバウンドやコンサル業務に取組む。

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