中国新石器時代の「紅山王国」、急速な砂漠化で滅亡か=9000年前に繁栄―中国メディア

Record China    2015年1月13日(火) 21時54分

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9日、参考消息網によると、中国北部で新石器時代に栄えた「紅山王国」(紀元前4700年〜同2900年ごろ)が滅びた原因は、河川の流れの変化による急速な砂漠化の可能性が高いことが、米研究チームの調査で分かった。写真は渾善達克砂漠。

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2015年1月9日、参考消息網によると、中国北部で新石器時代に栄えた「紅山王国」(紀元前4700年〜同2900年ごろ)が滅びた原因は、河川の流れの変化による急速な砂漠化の可能性が高いことが、米研究チームの調査で分かった。砂漠化で人の移動が進んだため、王国や文化がすたれた可能性があるという。

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紅山王国は中国河北省、内モンゴル自治区、遼寧省にまたがって栄えた。内モンゴル自治区の砂漠地帯に遺跡を調べたところ、中国の砂漠地帯の東側にあることが分かった。また、遼寧省の遺跡からは大量の陶器の破片や石器が出土している。

米メディアによると、紅山王国一帯は紀元前7000〜3000年ごろ、水と緑豊かな緑地帯だった。杉や松などの針葉樹が茂っていたことが、土中から見つかった花粉で確認されている。しかし、河川の流れが変わったことで周辺の砂漠化が急速に進行。人々が移住を余儀なくされたことで、王国や文化がすたれた可能性があるとみられている。(翻訳・編集/AA)

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