<コラム>あなたの家や店に中国人が来たらどうします?

山口 康一郎    2017年4月19日(水) 15時50分

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なんだかんだと愚痴をこぼしながら、中国が好きで10年住んでます。日本では、中国人の爆買いが一服してきたそうですね?それでも「中国人を見ない日はない」と、東京の知人が言っていました。写真は皇居を訪れる中国人観光客。

私は、皆さんご存知の大理石の原産地で有名な中国辺境の大理で日本食のレストランを経営していますが、初めての客でもそこまで大声で話しません。子供も店内を走り回りません。携帯電話の話も店外に出て大声で話はしてますが、店内では大声ではありません。ではどうしているのでしょうか?

それは、うちわに「店内では少し小さな声で話して下さい。携帯電話は、大声は必要ありません。ご協力ありがとうございます」「お父様お母様、家長の方、お子さんが店内を走り回ったり大声で騒いだりするのをご注意下さい。他のお客様に迷惑を掛けないように教育下さい」と、インテリア代わりになるような感じで中国語で大きく書いてに掛けてあります。

それに気が付かずに大声を出したりする時は、そのうちわをもって、お客に頭を下げて示します。それでほぼ全て解決です。彼らも知れば解れば、すぐヤメます。※命令口調では、面子を潰すので反抗してさらにひどくなりますのでご注意。

「マナー知らず」と。知人は言いましたが、まさにマナー知らず、礼儀知らずなのです。知らなきゃ、教えればいい。簡単なことです。教えずに頭にきてもしょうがない。そうですよね?

日本に来れるぐらいの生活をしている人々ですから貧しい人たちでもない、教育を受けてない人々でもない、単に知らないだけなんです。スマートに面子を潰さずに知らしめれば、想い出としてエピソードとして中国に持って帰ってもらえば、問題解決どころか、サービスになりますよ。次回は、その例文を中国語で幾つかご紹介しますね。

■筆者プロフィール:山口康一郎

1958年鹿児島で衣料問屋の長男に生まれる。現在、中国辺境雲南省の大理古城に居住。17歳の時に喫茶店を開業。23歳の時に法人設立。その後、年商10億まで拡大するまでに至ったが、視察旅行で感じた中国の面白さにハマり、中国移住を計画。国内事業を全て精算し、離婚までして中国に移り住む。「中国人の性格、考え方、制度」や「中国での日本人の生活や起業方法」など、日本からは見えない中国からの日本人としての視点と、日本の商売人の視点から情報を発信します。信条は「三方よし」。

■筆者プロフィール:山口 康一郎

経歴:1958年鹿児島で衣料問屋の長男に生まれる。鹿児島経済大学(現鹿児島国際大学)中退。現在、中国辺境雲南省の大理古城に居住。受験校で有名なラ・サール中学校に入学するが家庭の事情とビジネスに目覚めたことで中退。17歳の時に喫茶店を開業。23歳の時に法人設立。その後、中古電化製品販売店3店舗、携帯電話(auショップ)販売店7店舗、金券ショップ3店舗等々、年商10億まで拡大するまでに至ったが、視察旅行で感じた中国の面白さにハマり、中国移住を計画。国内事業を全て精算し、離婚までして中国に移り住む。「中国人の性格、考え方、制度」や「中国での日本人の生活や起業方法」など、日本からは見えない中国からの日本人としての視点と、日本の商売人の視点から情報を発信します。信条は「三方よし」。

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