Record China 2024年4月4日(木) 8時0分
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中国で新エネ車のユーザー規模が徐々に拡大していることに伴い、中国の電力部門は電気自動車と電力ネットワークの相互利用を促進するため、EVの逆充電技術の試験を開始した。
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中国で新エネ車のユーザー規模が徐々に拡大していることに伴い、中国の電力部門は電気自動車(EV)と電力ネットワークの相互利用を促進するため、EVの逆充電(V2G)技術の試験を開始した。
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EVの逆充電機能はEVを双方向充電スタンドに接続することにより、電気代が高いピーク時間帯に電力ネットワークに逆送電することができ、電気代が安い夜間時間帯に車の充電を行うことができる。
中国国家発展改革委員会、市場監督管理総局など多くの部門は1月4日に共同で「新エネ車と電力ネットワークの融合・相互作用の強化に関する実施意見」を通達し、2025年までに自動車と電力ネットワークの相互作用の技術標準を初歩的に構築し、ピーク時間帯・夜間時間帯で充電の電気価格を最適化して市場メカニズムの建設と試験モデルの進展を遂げる、2030年までに新エネ車が電力ネットワークに1000万キロワット級の双方向柔軟性調整能力を提供して新エネ車が電力ネットワークへの逆送電を推進する――という目標を掲げた。これは中国初の新エネ車と電力ネットワークの相互作用の政策だ。
現在、中国の長江デルタ、珠江デルタ、京津冀魯、川渝などのエリアではEVと電力ネットワークの相互作用試験を続々と展開している。25年末までに5以上のモデル都市と50以上の双方向充放電モデルプロジェクトの建設を目指し、モデルプロジェクトを通じて、新エネ車の移動式電気化学エネルギー貯蔵資源としての潜在力を検証する予定だ。
江蘇省無錫市で1月に中国最大規模の逆充電試験が実施され、新エネ車50台の逆充電電力は2000キロワット近くに達し、試験には30分かかった。今回の試験では、約1000Kwhの電力を電力ネットワークに逆放電した。133世帯の1日の電力使用需要を満たすことができる。
今回の試験の成功は、新エネ車と電力ネットワークの融合相互作用の突破を示しているが、新エネ車から電力ネットワークへの逆送電の大規模な応用を実現するには技術基準、政策支援、ビジネスモデルなどの面でより多くの模索と実践が必要だ。(編集/CL)
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