娘が整形手術後に強制退院させられ自殺、母親が病院の責任訴える―中国メディア

Record China    2024年3月17日(日) 14時30分

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15日、上遊新聞は、1年前に整形手術を受けて病院を退院した当日に自殺した女性の母親が、病院側に責任を認めるよう訴え続けていることを報じた。

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2024年3月15日、上遊新聞は、1年前に整形手術を受けて病院を退院した当日に自殺した女性の母親が、病院側に責任を認めるよう訴え続けていることを報じた。

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記事は、当時24歳だった女性の李(リー)さんが昨年3月、上海市にある医療美容医院で整形手術を受けたと紹介。母親が「娘は歯の矯正後に顔に違和感があり、修復したいと語っていた」ことを伝え、病院の記録では同24日昼前から夕方まで約6時間にわたり上下のあごの骨の形成術や鼻の矯正術など5つの手術が行われ、手術費用は21万元(約420万円)に上ったとした。

そして、術後1週間の治療記録には、術後2日間は鼻腔が詰まる問題が発生したもののそれ以外には明らかな以上はなく、手術から1週間が経過した同4月1日に病院側が李さんに退院を要求したと説明。これに対し李さんは術後から違和感を訴え、気分が悪く一人で歩けないので退院を延期してほしいと申し出るも、病院側は「すでに退院の基準を満たしているので、これ以上入院はできない」と拒否したと伝えている。


また、なんとかして入院期間を延長したいと考えた李さんが病院関係者に1杯26元(約520円)のミルクティーをおごるなどしたものの病院側の態度は変わらず、同4月1日に李さんは1人で退院することになったと紹介。母親が「娘は退院後ひどく落ち込んでいた。そして夜になって『さようなら』というメッセージを残した後で川に飛び込んで死んでしまった」と語り、警察からは死因を溺死とする死亡確認書が発行されたとした。

その上で、母親が「私は病院に問題があったと思っている。娘が何度も不調を訴えていたのに退院を迫り、娘はメンタルが崩壊して自殺してしまった」と語り、李さんが亡くなって1年近くが経過した今でも娘の死の悲しみから抜け出すことができないでいると明かしたことを紹介。これに対して、病院側の関係者は「李さんの自殺と当院との間には何の因果関係もない」とコメントしていると伝えた。


記事は、母親が提供した李さんの術前、術後の写真を比較すると、術後の顔面が明らかにむくんでいてまるで別人のようだったと紹介する一方で、美容整形業界の関係者が「李さんへの手術内容は大きなリスクがあり、専門的な資格はもちろん、豊富な経験が必要。一般的に術後7日間は入院する必要があり、顔のむくみが消えるには3〜4週間かかり、完全な回復は半年前後を要する。術後に李さんの顔がむくんだのは正常な反応であり、なおかつ李さんがすでに死亡していることから、病院や医師に違法な操作や資格面での問題がなかったかを衛生当局が調査しないと、母親は権利保護のアクションが起こせない」との見解を示したと伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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