海産物の販売量増加、海鮮レストランの営業も影響なし―上海市

東方衛視    2023年9月1日(金) 18時0分

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上海のテレビ局・東方衛視は8月30日、中国東部の沿海都市では海産物の販売量が増え、価格も上昇したと報じた。

東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出で、中国は日本産水産物の全面禁輸を打ち出し、市民の間では塩の買い占めも起きた。こうした中、上海のテレビ局・東方衛視は、中国東部の沿海都市では海産物の販売量が増え、価格も上昇したと報道。また、海鮮レストランに目立つ影響は出ていないと伝えた。

東方衛視は8月30日の報道で、上海の有名な芦潮港海鮮市場の様子を紹介した。同市場では500グラム当たり十数元(1元は約20円)だったワタリガニの卸売価格が、ここ数日は40元(約800円)ほどに上昇。客足も減っておらず、現場ではにぎやかな光景が見られた。

海鮮レストランも繁盛しており、ある店では来店客が倍増している。市民からは、「政府が検査をしっかりやってくれると信じている」との声が聞かれたという。

一方、江蘇省無錫市でも市場の水産エリアは大勢の人でにぎわっていた。中国産を中心に豊富な数が並べられ、業者の男性は最近の値上がりを紹介するとともに、日本の処理水放出の影響を受けていないとコメント。この他、同市の日本料理店からは、食材や産地について質問をする客は多いとの声が寄せられた。

報道によると、無錫のスーパーマーケットや日本料理店の商売に目立つ影響はこれまでのところ出ていないという。(編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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