次世代の国産手術支援ロボット、上海児童医学センターで臨床試験完了―中国

東方衛視    2023年3月31日(金) 10時0分

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中国上海市にある上海児童医学センターで28日、次世代の国産手術支援ロボットの臨床試験が完了した。

中国上海市にある上海児童医学センターで28日、次世代の国産手術支援ロボットの臨床試験が完了した。手術の傷口をより小さく、手術にかかる時間をより短くするもので、国家薬品監督管理局に近く上市登録申請が提出される見込みだ。上海のテレビ局・東方衛視が伝えた。

手術中、操作台の執刀医の視野は3D内視鏡センサーレンズによって10倍に拡大され、ロボットアームにより一連の正確なオペレーションが進められる。

手術を受けた9歳の患者は先天性総胆管拡張症を患っており、この国産単孔腹腔鏡手術支援ロボットで切開口は従来の手術の3分の1に抑えられた。また、術後の傷跡は大部分をへその中に隠すことができる。

今回の手術は4時間かからないうちに終わり、ロボットについて同センターの厳志龍(イエン・ジーロン)低侵襲外科センター主任はアームの操作のしやすさに言及。また、洪莉(ホン・リー)副院長は「輸入したロボットは特に修理と維持の面でいくつかの制限があり、費用も高い。国産ロボットの研究開発と将来の広範な応用によってわれわれは安全性の面でより良い保証が得られる」と語った。

ロボットの臨床試験は今年1月に正式に始まり、さまざまな医療科で安全性と有効性の検証が行われた。単孔手術支援ロボットは技術的なハードルが非常に高く、中国では現在、3社がこの分野に参与している。将来、関連する輸入ロボットの独占状態をさらに打破するとみられている。(編集/野谷


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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