Record China 2019年9月7日(土) 0時0分
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中国福建省福州市で、淡水魚を生で食べ続けた男性の肝臓が寄生虫だらけになる騒動があった。資料写真。
中国福建省福州市で、淡水魚を生で食べ続けた男性の肝臓が寄生虫だらけになる騒動があった。中国メディアの中国新聞網が6日付で伝えた。
今年8月、同市に住む林(リン)さんに発熱とせき、痰などの症状が表れた。体温は39度まで上昇。市販の解熱剤を服用していたものの高熱が10日間下がらなかったため、近くの医療機関を受診した。診断の結果、林さんは「肝ジストマ」と診断された。
「肝ジストマ」は肝吸虫と呼ばれる寄生虫によって発症する病気。肝吸虫は通常、肝臓や胆管に寄生し、ヒトの体内で20~30年ほど生存する。肝硬変や肝臓がんの原因になることもある。幼虫は中国でよく食されるソウギョやコイにも潜んでいることが多く、記事によると、中国で現在最も深刻な寄生虫病の一種だという。
診察した医師によると、林さんが日常的に淡水の魚やエビなどを生食していたことが原因とみられる。寄生虫を気にしなかったのかという質問に、林さんは「わさびを付ければ寄生虫は死ぬと思っていた」と答えた。3年以上もこうした食習慣を続けていたという。
医師は生食を避けるよう勧め、どうしても食べたい場合は正規の流通ルートを介したものにするよう呼び掛けている。(翻訳・編集/北田)
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