Record China 2019年4月17日(水) 16時50分
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16日、中国新聞網は、トップリーグから高校サッカーまで中国のサッカー界で暴力的な現象が頻発する状況に苦言を呈する記事を掲載した。写真は中国スーパーリーグ。
中国メディアの中国新聞網は16日、トップリーグから高校サッカーまで中国のサッカー界で暴力的な現象が頻発する状況に苦言を呈する記事を掲載した。
記事によると、今季の中国スーパーリーグが現在5節を消化した時点で、すでにレッドカードが16枚を数え、5節終了時点の過去最高記録を塗り替えた。また、2週間前には中甲リーグ、ユーススーパーリーグも含め、中国サッカー協会が1日に9枚の処分通知書を出す事態となった。
記事は「勝利への追求はスポーツにおける永遠のテーマであり、そのために全力を注ぐことは悪いことではない。ただ、不利な立場に立った時に、ルールで付与された反撃の権利を無視し、本能のままに反撃する安易さが目立つ。かんしゃくを抑え、ルールを守ることこそがプロとして最低限のモラルだ」と批判した。
その上で、「恐ろしいのは、『プロ失格』行為の影響がプロリーグだけにとどまっていないことだ」と指摘し、先日海南省で行われた省の高校サッカーリーグで大規模な乱闘が発生して多くの負傷者が出たうえ、選手を殴った観客2人が警察に拘束される事態となったことを紹介。「血気盛んなプロリーグが子どもたちに悪影響を及ぼしたのか、それとも短気すぎる子どもがプロ選手になっていくのかは分からないが、間違いないのはこの状況が中国サッカーにとって有害無益だということだ」と論じた。
そして、暴力沙汰が後を絶たない中国サッカー界の現状を打破するには各方面の協力が必要であるとし、「トップから、草の根から、サッカー競技から、文化面から、プロリーグから、アマチュアリーグから、みんなで取り組んでこそ、協会が目標に掲げた『世界6番手のサッカーリーグ』に近づくことができるのだ」と訴えた。(翻訳・編集/川尻)
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