Record China 2019年3月11日(月) 14時10分
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バドミントンの全英オープンで日本勢初の優勝を飾った桃田賢斗に、中国のネットユーザーから「大魔王」の声が上がった。写真は桃田。
バドミントンの全英オープンで日本勢初の優勝を飾った桃田賢斗に、中国のネットユーザーから「大魔王」の声が上がった。
10日に行われた男子シングルス決勝で、世界ランキング1位の桃田はデンマークのビクトル・アクセルセンと対戦し、2—1(21—11、15—21、21—15)で勝利した。同大会の男子シングルスで日本人が優勝するのは初だという。
中国のスポーツメディア・新浪体育は11日付のコラム記事で、「(桃田の優勝で)日本バドミントン界は重要な時を迎えた」とし、「桃田の登頂は、日本バドミントンを新たなステップに進ませた。そして、桃田という群を抜く名手を擁する日本チームの幸せの終着点は、決してここではない」と評した。
記事ではさらに、「2018年に桃田は世界選手権で優勝、これも日本選手として初だった。そして今回、また日本選手として初めて全英オープンで優勝した。その価値は同じように尊い。桃田はこれからどんな記録を築き上げていくのか。初のスディルマンカップ優勝、東京五輪男子シングルスのチャンピオン、桃田にとって不可能なことは何もなさそうだ。彼はまさに、記録を書き換えるために生まれてきたのだ」と絶賛している。
桃田の優勝を伝える世界バドミントン連盟(BWF)の微博(ウェイボー)公式アカウントにもさまざまな反響があり、「桃田が叫んだのを初めて見た」「第3ゲームはスタートからつまづいたけど、桃田はすぐに調整してきたな」「私の桃田、最高!」「おめでとう桃田。現在の男子シングルスは粘り強さが重要だということを証明した」「アクセルセンもコンディションを上げてきていたが、大事なところでミスが多かった。桃田頑張れ。来年の五輪は君を見に行く」といった声が寄せられた。
そして、最も「いいね」を集めたコメントは「プレーが素晴らしく、メンタルも安定した絶世の大魔王・桃田、心からすごい!」だ。「大魔王」は最近、中国メディアが卓球の伊藤美誠を指して用いたことから注目を集めた表現だが、中国では「史上最強」と言われた張怡寧(ジャン・イーニン)を指して使われることが多く、その後、抜きんでた力を持つ選手を指す言葉として広く使われるようになったようだ。過去には中国の卓球選手の丁寧(ディン・ニン)やバスケットボール選手の周●(ジョウ・チー。●は王へんに奇)、日本人ではフィギュアスケートの羽生結弦も「大魔王」と報じられたことがある。(北田)
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