旧暦の2月7日と8日、雲南省保山市騰沖県古永地域でリースー族の人々が集まり刀竿祭が行われる。刀竿祭の始まりは明時代に遡る。当時、この地方の官僚がリースー族を迫害し、人々は貧困にあえいでいた。中央政府から派遣された将軍、王驥さんはリースー族の人権を尊重し、彼らと共に地方官僚と闘い、勝利を収めて迫害から守った。その後、王驥さんは中央政府に戻ったが、リースー族の中で王驥さんは英雄、恩人として崇められてきた。しかし中央政府に戻った王驥さんは権力争いの中、迫害され旧暦の2月8日に没した。彼の死後、リースー族の人々は王驥さんのリースー族への貢献を尊重し、彼を祀る儀式を行った。これが刀竿祭の始まりである。刀竿祭は二日間を掛けて行われ、火を焚いた木炭の中に素足で飛び込む、ナイフが掛けられた梯子を 上るなど、リースー族の勇気を示す儀式が行われる。
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