頼シン琳 2018年3月17日(土) 15時20分
中国の報道カメラマン、頼シン琳が春節で帰省した際に撮影した写真を3回に分けて紹介する。
中国の報道カメラマン、頼シン琳(ライ・シンリン)が春節(旧正月)で帰省した際に撮影した写真を3回に分けて紹介する。3回目は「母からの贈り物」がテーマだ。
休暇が終わり、再び上海に戻る私に母は車のトランクいっぱいの土産を用意してくれた。重さは何と50キロ以上。自家栽培の野菜や自家製の加工食には母の思いがふんだんに込められている。
大みそかの夜、母は一人台所に残り、畑で取れた青菜で漬物を作っていた。母が農村にある実家を離れて20年以上になるが、中国の農村女性にみられる善良さや真面目さは今も消えていない。その暮らしぶりは質素なままだ。私にとって母が収穫した野菜は母の愛がつまった贈り物にほかならない。(翻訳・編集/野谷)
●頼シン琳(ライ・シンリン)
1980年代生まれ。2011年に記者となり、現在は中国メディア・澎湃新聞の報道カメラマンとして活躍。中国撮影家協会などに所属し、「第2回全国青年撮影大展」など入選歴は多数。2016年には個展「守城・望郷」を開いた。
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