<書評>「慰安婦記事取り消し」騒動から2年、メディアを巡る「危うさ」が透けて見える―長谷川煕著『崩壊・朝日新聞』

八牧浩行    2016年6月26日(日) 15時20分

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従軍慰安婦報道の一部記事取り消しに端を発した「朝日新聞問題」の喧騒から2年近く。騒ぎに便乗した「朝日叩き」「内幕暴露」本が雨後の筍のように出版された。本書もその一つと言えるが、著者が朝日新聞に53年にわたって関わり続けたベテラン記者である点が異なる。

従軍慰安婦報道の一部記事取り消しに端を発した「朝日新聞問題」の喧騒から2年近く。騒ぎに便乗した「朝日叩き」「内幕暴露」本が雨後の筍のように出版された。本書もその一つと言えるが、著者が朝日新聞に53年にわたって関わり続けたベテラン記者である点が異なる。

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