新三種の神器・新御三家



   


中国語:新三样(xīn sān yàng)

【意味】


「新三様」の「様」は個数や種類を表す量詞です。一点、二点、一品、二品と同様です。「新三様」は直訳すれば、新しい三品目、新しい三点で、ネットでは、新三種の神器、新御三家と訳されています。

「新三様」があるということは、「老三様」、昔ながらの古い3点セットもあるということです。例えば、対外貿易の「老三様」は衣料品、家具、家電でしたが、「新三様」は電気自動車、リチウムイオン蓄電池、太陽光発電製品です。外国人が中国文化を触れ合う時の「老三様」は餃子づくり、太極拳、中国語の勉強でしたが、最近では、インターネットのおかげで、ネット映画やドラマ、ネット文学、ネットゲームが人気となって、中国文化の「新三様」とも呼ばれています。

【新語誕生の背景】


3月末に四川省の成都市で「中国インターネット・オーディオ・ビデオカンファレンス」や微短劇(超短尺ドラマ)の国際フォーラムが開催されました。そこでは、中国のマイクロショートドラマを視聴できる海外アプリは300種類以上もあり、世界で約4億7000万回もダウンロードされていると発表されました。中国のマイクロショートドラマは、すでに世界の200以上の国や地域に進出しているそうです。

2024年には、中国の時代劇「慶余年~麒麟児、現る~シーズン2」がディズニー傘下のストリーミング・メディアプラットフォームで、大ブレイクして、欧米の動画サイトでも話題となりました。オンラインゲームの「原神」や「崩壊:星穹鉄道(崩壊:スターレイル)」は、100以上の国や地域でダウンロードランキングにランク入りしましたし、中国初の国産AAAゲーム「黒神話:悟空」も世界的大ヒットとなりました。

電子書籍のサービス大手「閲文集団」傘下の海外版ポータルサイト「起点国際(WebNovel)」では、複数の言語で翻訳された中国のインターネット文学6000作品を読むことができます。

昨年、中国のゲーム開発会社の海外市場での売上高は185億5700万ドルに達しました。PCゲームプラットフォームの「 Steam」には中国の国産ゲーム1600種類以上がアップされました。これは前年より約45%の増加です。また、中国のインターネット文学業界の海外市場での売上高はすでに43億元(約885億円)を超えています。(ソース/CRI)

関連記事



   

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携