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中国の人気俳優のワン・イーボーとチョン・イーについて、「2人は組織的な誹謗中傷に長期間苦しめられている」という記事が中国のSNS上で注目を集めた。写真はワン・イーボー。
中国の人気俳優のワン・イーボー(王一博)とチョン・イー(成毅)について、「2人は組織的な誹謗(ひぼう)中傷に長期間苦しめられている」という封面新聞の記事が中国のSNS上で注目を集めた。
この記事で取り上げられたのは組織的・有償でネット世論を操作し特定の相手を攻撃する「黒水軍」の問題で、封面新聞の記者が最近内情を探った黒水軍のチャットグループでワン・イーボーとチョン・イーが長期的に攻撃対象になっていたことが分かったという。
黒水軍について記事は「しばしば特定の芸能人のファンを自称し、ファングループでは『影響力のあるファン』や管理者であることが多い」と記し、「黒水軍は他の芸能人を『対戦相手』として、デマやコメント操作などでその評判を下げてダークなPR費用やトラフィックの分配金を手に入れる」と説明。また、デマを拡散する中で黒水軍が自らデマを飛ばすことは少なく、「一般ファンを長期的に『洗脳』してデマ拡散の『道具』に変えている」とも指摘した。
記事によると、こうした一般ファンには未成年者も含まれ、「相手が倒れればわれわれの推しはずっと人気者でいられる」は黒水軍がよく用いるスローガンだ。黒水軍が誹謗中傷に直接手を下すことはほとんどなく、訴えられたりプラットフォームから処理されたりする場合も自分が前に立たされることはない。
記事はこうした状況の中、改正された「反不正当競争法」が15日に施行されるなど黒水軍に対する取り締まりが進んでいることも指摘した。(翻訳・編集/野谷)
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