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世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は、韓鶴子総裁が逮捕され、孫が後継者となる動きを見せているが、韓国・京郷新聞はお家騒動となる可能性もあると伝えた。
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)は韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁が逮捕され孫が後継者となる動きを見せているが、韓国・京郷新聞はお家騒動となる可能性もあると伝えた。
韓総裁の逮捕後、家庭連合の代表者会議は「『天愛祝承子』とその家族を中心として対処していく」との立場を表明した。韓総裁の後継者には長男の文孝進(ムン・ヒョジン)氏(2008年死去)の長男の文信出(ムン・シンチュル)氏と次男の文信興(ムン・シンフン)氏の2人が指名され、4月に「天愛祝承子」の称号が与えられた。2人は現在、家庭連合の宣教師として活動している。
韓総裁は事前に「危機に直面した際は「『天愛祝承子』とその家族を中心に団結するように」指示していたという。記事は「拘束に備え、内部の結束力が弱まることを懸念していたとみられる」「韓総裁は取り調べの中でも「独生女(神の唯一の直系血統の娘)」などに言及し、教理を述べている。信徒に向けたメッセージであり、結束強化のためだと分析される」と伝えた。
韓総裁が結束力を強調しているのは、2012年の文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁の死後、教団が深刻な内紛を経験したことと無関係ではないと、記事は指摘した。現在も韓総裁と長男・次男一家は、三男の文顕進(ムン・ヒョンジン)氏、七男の文亨進(ムン・ヒョンジン)氏らと対立している状況だという。
文亨進氏は教団の資産を巡り、韓総裁体制の教団と長きにわたり対立。7月に韓総裁側が巨額の資産を巡る訴訟で敗訴した。文亨進氏は生前の文鮮明総裁から後継者に指名されたが、2015年に韓総裁が主導権を握ったことで実権を失い、渡米して世界平和統一聖殿(サンクチュアリ教会)を設立した。2008年に統一教会世界会長に就任し、文総裁の葬儀では葬礼委員長を務めたが、権力闘争に敗れて以降、韓総裁を「大淫婦バビロン」「サタンの血筋」などと非難しているという。
韓総裁の長男・次男一家が中心となっている代表者会議は、「真のお母様(韓総裁)に仕えることのできなかった指導部は悔い改め、奉仕せよ」と主張しており、教団内部でも現指導部の責任論が浮上しているという。関係者によると「天愛祝承子を中心とする非常対策委員会の設置などが話し合われている」というが、韓総裁の不在中にお家騒動が再び起こる可能性が高いとみられている。
釜山長神大学のタク・チイル教授は「後継者に指名された2人の孫は、家族らの力を借りて当面はリーダーシップを維持すると思われるが、2人の叔父による攻勢に打ち勝つのは容易ではない」「日本での事件によって経済的に苦境となった上、対外的にマイナスイメージが強くなっており、内部を整備するのも簡単にはいかないだろう」と話している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「日本は解散命令を出した。韓国もそうすべきだ」「エセ宗教のくせにやたらと体系的だな」「宗教団体のはずが、まるで企業みたいに家族で財産争いして大騒ぎ」「北朝鮮のように世襲制なのか」「北の共和国と同じじゃないか」「カルト団体の信者はこういう有り様を見ても信仰できるのか」「神でもない人間を神だとあがめる人たちって何なの?理解不能」といったコメントが寄せられた。(翻訳・編集/麻江)
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