ドン・ウェイ（鄧為）主演の中国時代劇ドラマ「風月不相関」が、撮影中断から再開することなく、そのままクランクアップしたと報じられた。

5月にクランクインした「風月不相関」は、ドン・ウェイがファンタジー時代劇「仙台有樹」から約1年間の空白期間を経て復帰したファン待望の話題作。しかし、クランクイン直後から撮影中断が相次ぎ、天候の影響や資金面の問題が報じられてきた。さらに9月18日にも再び撮影中断の話題が浮上したが、その混乱した状態のままクランクアップしたとされている。

中国エンタメメディアは「風月不相関」の撮影中断について、6月～9月の間に大小含めて7回あったと報道。9月20日をもって強制的なクランクアップに追い込まれたことで、今後は既存の映像を編集して何とか作品に仕上げ、配信に向けた審査へ送るのではないかとしている。

「風月不相関」は資金問題がたびたび報じられてきたが、中国の企業情報データベース「企査査」は16日、制作会社の一つ「愛你影業」について、約200万元（約4200万円）の強制執行が行われたとの情報を公開した。

同名小説を映像化する「風月不相関」は、もともとは女性主人公のストーリーを主演のドン・ウェイに合わせて大幅に内容変更したとされる。また、当初から撮影計画のずさんさが指摘されたり、相次ぐ投資者の撤退でドン・ウェイの出演シーンが大幅に削られるといったネガティブな情報が飛び交い、混乱した状況が注目を集めていた。（Mathilda）