上海の将棋倒し事故、ばらまかれた金券が原因か=ネットが伝える現場の惨状「何度も血を吐く女性」「ピクリともしない人々」「地獄絵図だった」―中国

Record China    2015年1月1日(木) 14時35分

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1日、大みそかのイベントを一目見ようと上海の外灘(バンド)に押し寄せた群衆が巻き込まれた将棋倒し事故について、ネット上ではその惨状を伝える書き込みが相次いでいる。

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2015年1月1日、中国のネット上には、大みそかの夜に発生した上海の観光名所・外灘(バンド)での将棋倒し事故に関する書き込みが相次いでいる。

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中国当局は1日午前10時(以下すべて現地時間)の時点で、死者35人、負傷者48人と伝えているが、詳細は発表されていない。そこで、当時現場に居合わせたネットユーザーによる中国版ツイッター・微博(ウェイボー)への書き込みや、市公安局の公式アカウントによる微博の内容をまとめてみる。

2014年12月31日午後11時32分、上海市公安局は微博に、「外灘には大勢の人々が集まっているが、秩序は保たれている。皆さんの安全を守るために、警察官の誘導に従うように」と発表した。この時すでに、外灘は多数の群集で身動きが取れない状況にあった。この公安局の発表と前後して、外灘に面したビル3階の窓から地上の群衆に向かって大量の紙幣らしき紙がばらまかれた。人々は「米ドルだ!」と叫んで紙幣の落ちた地点に殺到。だが、それは米ドル札によく似た紙で近くのバーで利用できる金券だった。

同日午後11時35分、金券とは知らない群衆が次々と「紙幣」に押し寄せてきた。「押すな!」「下がれ!」というビル側にいた人々の叫び声は彼らには聞こえない。群集は「紙幣」を求めて、ばらまかれたビル内にも侵入した。

同日午後11時40分、悲鳴や怒号が飛び交うなか、人々はようやく危険を感じてビルから後退を始めた。

同日午後11時55分、群集はビル周辺から離れた場所に移動した。路上にはピクリとも動かない人々が多数横たわっている。彼らに心臓マッサージを施している人、泣き叫んでいる人、何度も血を吐いている女性、周囲には靴やマフラーが散乱しており、まさに地獄絵図だった。(翻訳・編集/本郷)

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