Record China 2014年12月29日(月) 12時3分
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2014年はソチ五輪、ブラジルW杯、仁川アジア大会など、多くの国際的なスポーツ大会が注目された年だった。その中から、日本、中国、韓国に関わる出来事を振り返る。7件目はブラジルW杯の開幕戦での日本人主審の誤審騒動。
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6月13日に行われたブラジルワールドカップ(W杯)の開幕戦で、開催国のブラジルが3−1でクロアチアに勝利した。しかし、ブラジルの2点目のゴールとなったPK(ペナルティーキック)の判定に各方面から疑問の声が上がった。
70分、ペナルティーエリア内で、ブラジルのFWフレッジの肩にクロアチアのDFの手が触れた。その瞬間、フレッジは後ろに倒れ、大声でファウルをアピール。日本人の西村雄一主審ははっきりとペナルティースポットを指し、試合の流れを変えることになるPKを与えた。このPKをネイマールが決めてブラジルが2−1と勝ち越した。
PKを取られたクロアチアのニコ・コバチ監督は試合後、「あれがPKなら、今大会で少なくとも100個のPKを見ることができるだろう。我々はサッカーをする必要はない。いっそ、バスケットボールでもすればいい。恥辱だ!。フレッジは85キロもある男だ。あの程度の軽い接触で倒れるはずがない。このような状況でスタートするなら、私たちはさっさとあきらめよう。荷物をまとめて家に帰った方がマシだ!」と怒りをぶちまけた。
イタリアメディアは「このファウルは誤審の疑いが大いにある。クロアチアのDFの手はフレッジの肩にあったが、後ろに倒れるほどの力は込めていない。フレッジは大げさに倒れ、明らかにPKをもらいにいった。日本の主審、西村雄一氏はみごとにだまされた」と伝えたほか、ブラジル国内からも疑問の声が出た。
中国のサッカー評論家・黄健翔(ホアン・ジエンシアン)氏は「これがPKなら、CKやFKではいくらでもPKが取れる」と述べた。中国メディア・新浪体育は、2002年の日韓W杯のブラジル対トルコの一戦で、韓国人の金永洙主審がペナルティーエリア外でのファウルをブラジルのPKと判定した誤審疑惑を紹介し、「2002年の韓国の笛が再び」と報じた。
また、インターネット上では、西村主審を皮肉る「日本人審判の歌」というタイトルの南米風の歌が作られ、動画投稿サイトYouTubeにアップロードされた。歌詞では「彼はなんて偉大なんだ!」と何度も繰り返される。このほか、ブラジルのライバル国アルゼンチンでは、西村主審に扮(ふん)した道化役をゲストの美女たちが笑うというテレビ番組が放送されるなど、波紋を呼んだ。(編集/北田)
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