終焉迎えた「香港占拠」、東西幹線道路の封鎖解除―中国メディア

Record China    2014年12月15日(月) 18時4分

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15日、75日間にわたって封鎖されていた香港の東西を結ぶ幹線走路が11日夜に再び開通した。写真提供:Hong Kong In-media。

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2014年12月15日、人民網によると、75日間にわたって封鎖されていた香港の東西を結ぶ幹線走路である夏●道(●=殻のしたに心)が11日夜に再び開通した。これは、「占中(中環占領=民主派による香港中心部セントラル地区の占拠運動)」がいよいよ終焉を迎えたことを示している。

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香港警察は同日午後、金鍾占領区の撤去作業を開始した。作業は夜まで続いたが、ほぼスムーズに進められた。警官が「人の鎖」を作り、占拠された道路を少しずつ前進し、占領者が投げ捨てたテントや横断幕などの障害物を片付けていった。清掃作業人も作業に加わり、ペットボトルなどのおびただしい数のごみを撤去した。

警察は最初に不法に占領されたエリアを封鎖し、まだ残っていた占拠者に道路から離れるよう指示した。また、彼らに身分証の提示を求め、記録した。撤去・清掃作業が始まるまでに、デモに参加していた占拠者の大部分はその場を離れたが、まだ少数の人間が撤去を拒んだ。警察がスピーカーで呼びかけたが効果がなかったため、逮捕に及んだ。

12日午前、香港高等法院(裁判所)執行主任、金鍾地区禁制令申請者代理人、弁護士が現場に到着し、禁制令を執行した。同日午後、「占中」者らが禁制令エリア内に設置したバリケードが全て撤去された。金鍾占領区の清掃作業が終わると、銅鑼湾の占拠された一部道路が、最後に残された不法占拠エリアとなった。警察側によると、近くタイミングを見計らい、同エリアの撤収・清掃作業に着手するという。

香港特区政府報道官は、「不法占拠行為は、経済、政治、社会、民生に深刻なダメージをもたらす。特区政府は、警察関係者の努力に感謝すると同時に、占拠者が法治を尊重するよう望んでいる」とコメントした。

香港行政会議非官守(民間)議員は12日、「極めて専門的で、冷静かつ透明性の高い対応を行った警察を高く評価する。また、市民の皆さんには、合法的なやり方で意見を表現するようお願いしたい」との声明を発表した。

香港飲食業連合協会の黄家和(ホアン・ジアホー)会長は、「警察の見事な行動のおかげで、元通りの生活が市民と商業界に戻ってきた」と話した。また、あるサラリーマンは、「明日から交通状況も正常に戻ることを期待している」とコメントした。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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