2014年12月12日、韓国・聯合ニュースによると、金正日（キム・ジョンイル）総書記が工作員を養成するために外国人を拉致するよう直接指示していたとする米紙の報道について、韓国統一省の報道官は「事実である可能性も否定できない」と述べた。　

【その他の写真】

11日、米紙ワシントン・タイムズは、北朝鮮の機密文書を入手し、北朝鮮の金正日総書記が工作機関に直接指示し、外国人を誘拐し、工作員として養成し、諜報活動や映画製作を含む宣伝活動に従事させていたことが分かったと報じた。2002年に小泉純一郎首相（当時）が北朝鮮を訪問した際、金総書記は日本人の拉致が行われた事実を認めて謝罪したが、工作機関の一部の人間が英雄主義に陥り名誉や評価を求めて行ったものとしていた。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「北朝鮮にできることって何？拉致、詐欺、脅迫…」

「金正日は今ごろ、地獄で苦しんでいるだろう」

「韓国の政治家の中には、こんな悪魔のような人たちを『偉大な政治家だ、スケールが大きい』と称賛するやつらがいる」

「北朝鮮に関する記事で信じられるものは1つもない」

「金正日を称賛する北朝鮮人と、朴正煕（パク・チョンヒ）元大統領を称賛する韓国人は同類だ」

「何をいまさら…驚くようなこと？」

「韓国はそのころ、自国民を誘拐するよう指示していたんじゃない？そっちの方がよっぽどひどい」

「1970年代の朝鮮半島はひどかった。金正日は手当たり次第に人を誘拐し、朴正煕は自分に逆らう人を皆、迫害していた」（翻訳・編集/篠田）