南京大虐殺の新史料公開、毒ガス弾も新たに収集―中国メディア

Record China    2014年12月9日(火) 19時19分

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9日、南京大虐殺記念館において今月8日、記者会見が開催され、新たに集められた南京大虐殺関連の文化財史料7602点が公開された。

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2014年12月9日、南京大虐殺記念館において今月8日、記者会見が開催され、新たに集められた南京大虐殺関連の文化財史料7602点が公開された。

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新たに集められたこれらの史料は、同記念館学術報告ホールの長さ18m、幅12.5mの空間に展示された。記念館担当者は、「これらの文化財は、中国、米国、日本、英国、ドイツなど14カ国から収集されたもので、その内容は、南京大虐殺、性的暴行、毒ガス戦など旧日本軍による中国での犯罪や、世界反ファシズム戦争に関わる」と話した。記念館は、これらの史料を集める目的で、2014年に国内収集チーム7組と海外収集チーム2組を初めて立ち上げ、国内外の各地に赴き、広く収集活動に取り組んできたという。

新たに集められた史料は、旧日本軍が中国で犯した様々な犯罪行為をむざむざと暴き出している。雲南省で集められた旧日本軍のイペリット(毒ガス)弾は、旧日本軍が中国侵略戦争中に行った残忍悲道な毒ガス戦の動かぬ証拠だ。また、河南省から持ち込まれた旧日本兵のアルバム「万里征途」、日本で集められた「満州事変」手ぬぐい、歩兵第九連隊解散記念手ぬぐいはいずれも、日本が中国各地を侵略した史実を如実に物語っている。瀋陽市の民間収集家、張広勝(ジャン・グアンション)氏の寄贈による東北慰安所遺跡の「慰安婦」が使った木製碗などは、旧日本軍による性的暴力犯罪の動かぬ証拠である。

同記念館の朱成山(ジュウ・チョンシャン)館長は、「それぞれの文化財は、歴史の目撃者である。記念館は、専門家チームを立ち上げ、さらなる考証作業を進めることを計画しており、記念館の研究と陳列内容を徐々に充実させていく」と述べた。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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