中国、寧夏回族自治区の発展へ新シルクロードを整備=漢族地区との格差解消目指す―インドネシアメディア

Record China    2014年12月11日(木) 9時57分

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7日、インドネシアのジャカルタポスト紙によると、中国は回族の経済発展が停滞しているため、新シルクロードを整備して寧夏を発展させようとしている。写真は、寧夏に現存する最古にして最大規模のイスラム教建築・清真大寺。

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2014年12月7日、インドネシアのジャカルタポスト紙によると、中国は回族(中国のイスラム教徒の少数民族)の経済発展が停滞しているため、新シルクロードを整備して寧夏を発展させようとしているという。8日付で環球時報が伝えた。

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寧夏回族自治区の首府である銀川から車で南に2時間走ったところに、中国のイスラム文化遺産の中でも完全な保存状態にある同心の清真大寺がある。

14世紀に建設された同心の清真大寺は中国の歴史上最も古いイスラム教建築の一つである。清真大寺は明らかに漢族が建築した風格を備えているが、装飾はイスラムの特徴を持っている。清真大寺管理委員会の担当者によると、今年現地の政府は1000万元(約1億9500万円)を清真大寺の再生と維持に充てたという。

イスラム教は8世紀の唐の時代にシルクロードを通って中国に伝わり、その中には現在の寧夏地区も含まれる。しかし、現在の寧夏の回族の生活を見てみると、中国の豊富なイスラム教の遺産と現在の中国全体の経済力が釣り合っていないことが分かる。漢族と比較すると、回族の経済発展は停滞している。

これが2012年9月に中国が寧夏を内陸開放型経済試験区と定め、銀川に総合保税区を設立した理由だ。これらの開放政策は、中国やアラビア諸国、またその他のムスリム地区に経済、貿易、文化交流などの面での協力を促進できる場を提供し、最終的にはこの政策によって、現地住民の福祉を改善することを目的としている。(翻訳・編集/酒井)

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