手作りの家を肩に故郷目指す、500キロ先のゴールに向け今日も歩き続ける―中国

Record China    2014年12月3日(水) 20時37分

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11月29日、中国・広西チワン族自治区梧州市藤県で、男性が故郷の柳州市融安県竜城村に向け、家を担いで歩いていた。

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2014年11月29日、中国・広西チワン族自治区梧州市藤県で、男性が故郷の柳州市融安県竜城村に向け、家を担いで歩いていた。南国今報が伝えた。

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39歳の男性、劉齢潮(リウ・リンチャオ)さんは、1年に1度もしくは半年に1度出稼ぎ先から手作りの家を担いで帰郷するという。今回の家は長さ約2メートル、幅約1.5メートル、高さ約1.8メートルで、家の中は水桶から、食器、布団、傘など日用品のほか、おもちゃもおかれているという。今回は外装を造花で飾るなど、いつより豪華な作りになっている。

彼は100メートルほど歩くと家をおろし、来た道を戻り捨てられているペットボトルを拾っている。これを繰り返し、1日15キロほど進んでいる。ペットボトルを売ったお金で生活費を工面しているという。

男性は、南方で長い間出稼ぎをしていたが、数年前に手作りの家を故郷に持って帰るようになったと語っている。報道によると、男性は父親の他界と妻との離婚がショックで、異常な行動をとるようになった。そして、数年前から突然村から姿を消しては数カ月後に家を担いで戻ってくるようになったという。藤県から故郷の融安県まで400〜500キロの距離があり、帰郷は険しい道のりだ。(翻訳・編集/内山)

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