洛陽で唐時代最大規模の壁画発見!13ヵ月間の全記録

Record China    2006年6月10日(土) 20時17分

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2006年5月25日、壁画が回収後、初めて飾られることになった

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2006年5月26日、洛陽・古墳博物館。考古学研究者たちは13ヵ月かけて、唐時代の官吏を描いた壁画を修復した。

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◇2005年春、洛陽市の新区翠雲路工事現場で、唐の第五代皇帝・唐睿宗李旦(662年〜716年)時代の官僚夫人の墓を二基発掘した。この墓には約100?の壁画があり、計55面に達した。このような大量な壁画の発見はとても珍しい。今回の壁画は唐時代の風習や文化を探る上で重要な資料となる。しかし、一部壁画の保存状況が大変悪く、研究者の中には落胆する者もいた。

◇2005年4月中旬から考古学者が現場に入り、重要文化財を保護するプロジェクトが始まった。作業はまず壁画についた泥やほこり、植物などを取り除き、保護と乾燥のために布をまいた。乾燥し終えたところで一枚ずつ慎重に剥がしていき、安全な場所へ移動させた。

◇2005年7月28日、最後の壁画も無事移動し終えた。考古学研究者たちは古墳博物館で、壁画にカビ防止の工程を施し、乾燥のために棚に乾した。2006年3月から復元作業が開始された。今回の壁画に描かれていたものは、龍、馬、虎、神獣、人物など。修復作業は墓を守る官吏の壁画から開始され、さまざまな角度から研究されることとなる。

◇古墳博物館館長・王愛文さんは、「壁画をすべて復元し、一般公開するにはまだ時間がかかるだろう。」という見解を述べた。

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