2014年11月20日、サムスン電子が米国ニューヨークに拠点を設ける計画を進めていると、複数の米メディアが報じている。

【その他の写真】

ウォールストリート・ジャーナル紙など複数の米メディアによると、サムスン電子がニューヨークに大規模な拠点の設立を検討していることが、このほど分かった。不動産会社などの話によると、同社はニューヨーク・マンハッタンで最大で約9万3000平方メートル規模のオフィス・スペースを探しており、通常は5000人から7000人の従業員が入る大きさだという。もし契約が成立した場合、マンハッタンで今年最大のオフィス・スペースの契約になる。

同社は1992年から、ニューヨーク州の隣りのニュージャージー州に米国本社を設けている。このため、本社をマンハッタンに移す可能性もあることから、ニュージャージー州は本社拠点をとどめるよう、同社に働きかけているとも報じられている。サムスンはメディアへの取材に応じていないが、同社がニューヨーク拠点を具体的に検討していると報じられている。（翻訳・編集/Yasuda）