中国とバチカン、司教任命制度で大筋合意へ=国交樹立への第一歩となるか―中国メディア

Record China    2014年11月23日(日) 9時6分

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20日、中国とバチカンは司教の任命権について水面下で合意に達した。教区から1〜2名を選び、外交ルートを通じてバチカンに通知し、双方で異議がなければ任命となり、合意に達しない場合は一方的な任命ができないことになった。写真はバチカンの衛兵。

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2014年11月20日、財経網によると、中国とバチカンは司教の任命権について水面下で合意に達した。教区から1〜2名を選び、外交ルートを通じてバチカンに通知し、双方で異議がなければ任命となり、合意に達しない場合は一方的な任命ができないことになった。

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中国とバチカンは司教の任命について4年近く交渉を行い、このほど大筋で合意に達した。現在はバチカンの反応を待っている段階で、年末か年初には回答があるとみられている。

今年8月、韓国を訪れたローマ教皇フランシスコは、中国の領空を通過した際に、中国の指導者と国民に向けて祝福のメッセージを送った。このことから、中国とバチカンの関係に改善の兆しが見えたと報じられていた。

関係者によると、目下、中国とバチカンの国交樹立に立ちはだかる最も大きな壁は中国天主教(カトリック)の制度で、これまでのところ独自に司教を任命している。4年前に中国とバチカンが国交樹立交渉を中断したのも、この中国天主教の代表大会制度が原因となったとされる。司教の任命に関する取り決めがスムーズに締結されるかどうかは、司教任命の核心的な目標において、双方にどれだけの食い違いがあるかにかかっていると言われている。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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