2014年11月19日、地下鉄やバスの広告を使い、人気タレントへの愛を示すファンの行動がエスカレート。ファン同士が競い合うことで「ファン経済」は無視できないほど大きくなっているという。新浪が伝えた。

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人気タレントの誕生日やバレンタインデーに、地下鉄やバス、駅構内などの広告にメッセージを掲載するファンの行動が急増。もともとは韓国から伝わったものとされ、最初に話題になったのは今年2月、韓国の俳優キム・スウォンのために、ファンが日刊紙・新京報の広告欄に愛のメッセージを掲載したことによる。

今月初め、韓国の人気ユニットEXOの華人メンバーだったクリス（呉亦凡/ウー・イーファン）の誕生日に、日刊紙には祝福メッセージ広告が登場。さらに北京市内の主要路線を走るバスの車体、バス停にも同様の広告が登場した。

数日後には上海万博のランドマーク建築となる「陽光谷」に、女優イエ・シュエン（葉［王旋］）への愛を訴えるメッセージが登場。製作費も含め、少なく見積もっても500万元（約9600万円）が投入されたと報じられている。

ファン同士が「より大きなサプライズを」と対抗し、こういったメディアジャック行動が中国でエスカレートする傾向にある。好きなタレントを「話題の人」にするための、ファンの涙ぐましい行動に「イカれたファン」と批判の声も多いが、その経済効果は「無視できない」との見方もある。（翻訳・編集/Mathilda）