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酷暑の福建省アモイ市では、伝統的「冬病夏治」(冬の病は夏に治す)の考え方に基づき、三伏灸(漢方灸)でからだを癒す市民の姿がここかしこで見られる。
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2007年7月15日。15日は三伏(中国に伝わる陰陽五行思想に基づいて選ばれた日)の第1日目、初伏。酷暑の時期がやってきたということだ。福建省アモイ市ではこの時期、伝統的「冬病夏治」(冬の病は夏に治す)の考え方に基づき、三伏灸(漢方灸)でからだを癒す市民の姿がここかしこで見られる。
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三伏灸は、天灸とも呼ばれ、中国では古代から徐々に形を変えながら伝わっている治療法。ツボの部位、または病気の患部の肌に刺激性の薬物を直接置き、患部を自然に充血させ水ぶくれを起こさせることによって病気を治療する。もぐさに火をつけるお灸とは異なるが、同様の効果があるといわれている。
アモイ市の病院関係者によれば、このお灸ブームで毎日たくさんの人が病院に訪れるが、効果は人それぞれであるとのこと。しかし、病状のV字回復は期待できなくても、やはりこの季節になるとついお灸を求めて病院へ行くのが、アモイ市民にとっては一般的な夏風情のようだ。(翻訳・編集/BA)
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