役人は特権階級か?自分では何1つできない低能官僚に「庶民の心を取り戻せ」と批判―中国紙

Record China    2014年11月10日(月) 23時10分

拡大

9日、中国紙・中国青年報は「官僚の『低能化』はメディアの作り上げたものなのか?」と題した記事を掲載した。資料写真。

(1 / 2 枚)

2014年11月9日、中国紙・中国青年報は「官僚の『低能化』はメディアの作り上げたものなのか?」と題した記事を掲載した。

その他の写真

最近、「VIPルームが閉鎖されたため、飛行機の搭乗手続きができない河北省の県委書記がいた」との報道があった。この県委書記は「これまでVIPルームのスタッフが手続きをすべてやってくれたので、自分ではどうやっていいのかわからなかった」と話したという。この記事に対し、ネットユーザーは「こんな無知な人間が地方を管理しているとは」「どうやって役人になれたんだ」と批判を寄せているが、数々の特権を利用している役人は確かに存在する。

地方政府の役人には貧しい家庭の出身者が多く、子供の頃から一生懸命勉強して現在の地位に登りつめた。だが、権力を手にした途端に過去の自分を忘れてしまい、特権階級の生活に染まってしまう。車のドアを開けるのも、車を運転するのも、スピーチの原稿を書くのもすべて他人まかせ。自分で何もしなくなるうちに、何もわからない「低能な」人間に成り下がっていく。

メディアはこうした役人の「退化」や「無能ぶり」を報道するが、それよりも役人に与えられた特権そのものにスポットライトを当てるべきだ。同時に役人は特権を放棄し、普通の日常生活を取り戻さなければならない。そうしなければ庶民の悩みや苦しみを理解することは到底不可能だろう。(翻訳・編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携