2014年11月8日、独紙ディ・ヴェルトは記事「誰が世界を主導するのか？中国が世界に訴える」を掲載した。米ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語版が伝えた。

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北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議（APEC）首脳会議は「中国が主役となり、その強大な指導者である習近平（シー・ジンピン）主席が勝利を宣言する場となる」と同紙は指摘する。開催地となるサンライズケンビンスキーホテルは巨大な目玉のような外見をした豪華なホテル。9300人もの労働者が2年間を費やして建設した。中国がAPECをリードする存在を示すシンボルとも言えよう。

中国の王毅（ワン・イー）外相は今回の会議が転換点になると話している。ベルリンの壁が崩壊した1989年、APECはこの年に誕生した。当時、APEC誕生は注目を集める出来事ではなかったが、25年の歳月は世界経済の中心を中国を中核とするアジアへと移し、新たな時代を迎えようとしている。（翻訳・編集/KT）