中国人親子の日本旅行記、息子が若い女性にぶつかったけれど…―中国紙

Record China    2014年11月10日(月) 1時30分

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6日、人民日報のある女性編集主幹が今夏、テレビ人気番組「パパどこいくの?」ならぬ「ママどこいくの?」を自身の4歳の息子と実践し、日本への旅行を通じてさまざまな経験を得た。

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2014年11月6日、人民日報のある女性編集主幹が今夏、テレビ人気番組「パパどこいくの?」ならぬ「ママどこいくの?」を自身の4歳の息子と実践し、日本への旅行を通じてさまざまな経験を得た。人民日報が伝えた。

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▼日本各地に行き渡る「至れりつくせり」のサービス

7日間の日本滞在中、あちこちで「至れり尽くせりのサービス」を受けた。奈良で利用したタクシーは、車体がピカピカに磨かれ、座席には純白のカバーが敷かれ、わんぱく盛りの息子を座らせるのに思わず気が引けた。日本ではスマホのナビサービスを利用できなかったが、路線バス、地下鉄、新幹線を何度も乗り換えたにも関わらず、一度も道に迷うことはなかった。というのも、地元の人が方々でとても親切に道案内をしてくれたからだ。ディズニーランドで並んでいた時、息子が不注意で前方にいた若い女性にぶつかってしまった。そのお姉さんは、微笑みながら、自分のポップコーンを一掴み、息子のポップコーンバケットに足してくれた。ほかにも例を挙げるときりがない。一介の旅行者の眼には、物事のほんの小さな部分しか映らないのかもしれない。だが、そこが問題だ。ある人間が、外国旅行で偶然経験した出来事は、その国と国民全体に対するイメージに大きな影響を及ぼし得るからだ。

▼「善意溢れるサービス」を経験

旅館をチェックアウトするときには、客室の点検が済むのを待つ必要はなく、カードキーをフロントに返却すれば、すぐに旅館を後にすることができる。「信用できる人間」という前提があるため、宿泊客が万一、客室内の設備を破損したとしても、客が自ら申し出てくると信じられている。このような信用は、人の心を温かくする。日本では、地下鉄や新幹線に乗る際、安全検査は行われていない。大都市を歩く場合でも、鞄をひったくられるかもしれないという用心は全く無用だ。

歴史的理由や現実的理由から、中国人が日本を旅行する時の心理状態は、やや複雑なものがある。したがって、中国人は、より敏感かつ猜疑的な眼で、日本や日本人を見ているかもしれない。だが、日本の公共施設は、極めて実用的かつ念入りに設計されており、日本人がサービスする態度は、極めて謙虚で礼儀正しく周到である。この点で、日本の右に出る国は、世界のどこを探しても見つからない。

「人(人間性)」は、明確な形を持たないメッセンジャーであり、最も奥深い力を秘めたメッセンジャーでもある。この点で、中国は日本よりかなり立ち遅れている。日本政府の右翼的言行は非難すべきものだが、国民レベルの交流において、ポピュリストがネット上で声高に反日スローガンを叫ぶこと、あるいは「日本製品」を徹底的にボイコットすることで、我々の「人間性」やソフト面での環境が向上することは、決してありえない。

そして、人間性すなわち人の心の修養にとって最も必要なことは、根気強さである。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/武藤)

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