愛国潔癖症という中国人の病、旧日本兵コスプレ事件から考える―中国メディア

Record China    2014年11月2日(日) 12時52分

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31日、前瞻網は記事「中国人の愛国潔癖症:生徒の旧日本軍制服着用にネットユーザーは過敏になることなかれ」を掲載した。誤解を元に生じた騒ぎを取り上げ、中国人の愛国潔癖症について論じている。

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2014年10月31日、前瞻網は記事「中国人の愛国潔癖症:生徒の旧日本軍制服着用にネットユーザーは過敏になることなかれ」を掲載した。

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10月29日夜、1枚の写真が中国ネットユーザーの愛国潔癖症を引き起こした。陝西省咸陽市の高校の行事で、生徒が旧日本兵の衣装を身にまとって演劇を行っている写真が公開され、「民族精神を失っている」「愛国主義教育はどこまでねじまがっているのか」と左右双方から批判を浴びた。

学校側は演劇は主に中国の愛国烈士を描いたストーリーで、日本兵は敵役だったと説明している。真相が明らかになったことでネットの狂騒曲は消え失せたが、この騒ぎは中国の愛国潔癖症を示すものとなった。

2012年の反日デモで日本車の破壊などの問題が続出したが、こうした過激な行動は民族の自信の欠如を示すものにほかならない。また、愛国主義教育が過剰な排外主義を生み出しているという批判もあるが、感情とはそもそも自然に生み出されるもの。果たして愛国主義教育の問題なのか、簡単に決めつけることはできない。

愛国心とは民族の実力が向上すれば自然と生み出されるものだろう。愛国心がどうあるべきか、無駄な議論を重ねるよりも実直に自らを高めることに専念するべきだ。(翻訳・編集/KT)

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