米国のF−35にならぶステルス性能、「殲31」を5年以内に量産化へ―中国

Record China    2014年11月1日(土) 23時16分

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30日、中国の2機種目となるステルス戦闘機「殲31」が、珠海エアショーで初公開される。これは中国の持つ航空技術の自信を内外に示すもので、世界の戦闘機市場の既存秩序に揺さぶりをかけることになるだろう。

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2014年10月30日、中国の2機種目となるステルス戦闘機「殲31」が、珠海エアショーで初公開される。これは中国の持つ航空技術の自信を内外に示すもので、世界の戦闘機市場の既存秩序に揺さぶりをかけることになるだろう。新京報が伝えた。

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報道によると、殲31は11月11〜16日に広東省珠海市で開かれる第10回中国国際航空宇宙博覧会に参加する。同機は中国が初公開する第4世代戦闘機であり、国際社会の注目を集めている。

殲31は瀋陽飛機工業集団が開発した最新の双発中型ステルス戦闘機で、コードネームは「鶻鷹」。同機は革新的技術を集約しており、双発構造、世界最先端のダイバータレス超音速インレット(DSI)を採用している。

殲31は成熟したステルス機の設計方針を採用し、これに精密な加工を加えることで、米国のF-35と肩を並べるだけのステルス効果を有するようになり、多くの作戦に従事可能となった。全方向推力偏向ノズルによる高い機動性と空母への離着陸に適した短距離離着陸能力が備わった。フレキシブルな設計、利便性の高いインターフェイス、強力な情報ネットワーク能力により、高い汎用性を持つ。同機は大型ステルス戦闘機「殲20」と組み合わせることも、「殲15」に代わる次世代ステルス艦載戦闘機になることも可能だ。また、高い機動性、超長航続距離、優れたステルス性能を活かし、大型爆撃機の作戦に協力し、敵地深くに潜入しターゲットを撃破することもあるだろう。同機はさらにステルス機以外の戦闘機と編隊を組み、特殊任務も遂行できる。

殲31の登場は、中国本土の戦闘機技術の画期的な進歩を象徴する。中国航空科学技術の発展を長期的に制約してきたボトルネックは、エンジン技術だ。殲31は国産エンジンを搭載し、海外依存という受動的局面から脱却し、リスクを解消した。これはまた中国の小・中・大推力エンジンの産業チェーン全体の飛躍という面からも重要な意義を持っている。中国の軍事技術を推進する牽引役となるのだ。

殲31は5年以内の量産化が見込まれており、中国製戦闘機とロシア製装備との組み合わせも可能だ。このことは、中国が航空機製造の完全な自主化を果たし、自国の戦略的安全保障を実現する上でも重要だ。殲31が空母に艦載され海上で実戦投入されれば、中国の技術が世界水準と肩を並べることになる。これは中国の空母作戦能力の形成、拡大や艦載機関連技術の促進に対し大きな意義を持つ。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/kojima)

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