新千歳空港でわいせつ被害の台湾人女性、「罰金30万円は軽い」と不満―台湾メディア

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台湾メディアのETtodayは16日、北海道の新千歳空港で痴漢被害に遭った台湾人女性が、加害者に対する罰金30万円という刑罰に不満を表明していることを伝えた。

台湾メディアのETtodayは16日、北海道新千歳空港で痴漢被害に遭った台湾人女性が、加害者に対する罰金30万円という刑罰に不満を表明していることを伝えた。

今年2月11日午前7時半ごろ、同空港の国内線を利用した女性は、保安検査でゲートを通過した際、背後から突然警備員に抱きつかれ、「右の乳首をつままれた」感じがしたという。女性はその場で抗議したが、飛行機の出発時間が迫っていたため、後日、改めて被害を申告した。

台湾の対日窓口・台北駐日経済文化代表処からの連絡で捜査を開始した北海道警察は、同27日に同空港で警備員として働いていた北広島市在住の27歳の男を不同意わいせつ罪の容疑で逮捕した。男は「胸を触ったかはよく覚えていない」などと容疑を否認した。

記事は「数カ月に及ぶ調査と証拠収集を経て、司法機関は最終的にその犯行を認定した」と報じ、男に北海道迷惑防止条例違反により30万円の罰金が科せられたことを伝えた。

また、この件について被害女性がSNS・Threads(スレッズ)で「判決通知を受け取った時の心境はとても複雑で、相手がようやく有罪となったことに安堵した一方で、罰金30万円という刑罰は軽いと感じた」と不満をにじませたことを紹介した。

女性は「刑罰の重さにかかわらず、被害者の心理的な傷はそもそも(刑罰によって)『等価交換』できるものではない」としつつ、有罪判決が出たことについては「一部のネット民の『見た目(服装)が問題だったのでは?』『台日関係を壊すために被害をでっち上げている』といった攻撃的な言論に対しては反撃になる」と前向きにとらえた。

そして最後に、支援してくれた台北駐日経済文化代表処の職員、日本の警察や検察、自身のパートナーに感謝を表明した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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