中国の新規定がマラソン熱を冷ます―シンガポールメディア

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中国メディアの環球時報は11日、「中国の新規定がマラソン熱を冷ます」とするシンガポールメディア、連合早報の記事を紹介した。

中国メディアの環球時報は11日、「中国の新規定がマラソン熱を冷ます」とするシンガポールメディア、連合早報の記事を紹介した。

記事はまず、中国人ランナーの間で「国民的マラソン」として親しまれている北京マラソンが2日に開催されたことに触れた上で、「人々の健康意識の高まりと政策的支援を受け、マラソンに代表されるロードランニングイベントはここ10年、中国全土で盛んに開催され、マラソンブームを巻き起こしている」と伝えた。

さらに、中国で開催されたロードランニングイベントは2014年の51回から19年の1828回に急増していることや、中国陸上競技連盟が3月に発表した活動報告によると、24年には全国で各レベル・種類のロードランニングイベントが計749回開催され、イベント全体の参加者は延べ704万8600人に上り、23年比で延べ100万人増えたことを紹介した。

その上で、「しかし、北京マラソンのわずか1カ月前、中国各地で多くのイベントの中止または調整が発表され、マラソン熱を冷ますことになった」とし、中国陸上競技連盟がマラソン大会の開催などに関する要件を厳しくする通達を出したことについて、中国のエコノミスト、盤和林(パン・ホーリン)氏の話として、「大会開催のハードルを引き上げることで大会の質と安全の向上を狙ったものだが、大会開催のコストが上昇するため、主催者の開催熱を冷ますことになる」と伝えた。

記事は、北京マラソンに参加したあるベテランランナーは当局の規制強化を支持し、「ブレーキをかける」ことは必要な取り組みだと考えているとし、マラソンブームに便乗し、政治的成果やイメージアップを狙って許容範囲以上の数の参加者を募って大会を開催する自治体も少なくないが、そうした大会はベテランランナーの受けが良くないようだと伝えた。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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