韓国では飲酒運転の罰が軽すぎ、日本人とカナダ人も犠牲に―台湾メディア

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韓国では飲酒運転に対する処罰が軽いことが、飲酒運転に伴う重大事故につながっているとされる。最近になり発生した事故2件では、カナダ人と日本人がそれぞれ死亡した。

台湾のケーブルテレビ局のTVBSは7日、韓国では飲酒運転に対する処罰が軽すぎ、死亡事故を起こしても最大で懲役8年の刑しか科されないと報じた。このことが飲酒運転の横行につながっているとの声がある。最近になり発生した事故2件では、カナダ人と日本人がそれぞれ死亡した。

韓国では1日平均200人の運転者が飲酒運転で摘発されている。一方で、飲酒運転に伴う事故は多発しており、3日に1人の割合で飲酒運転に伴う死亡事故が発生している。警察がソウル市内で早朝の交通ラッシュ時に飲酒運転摘発を目的に路上検問を実施したところ、摘発された運転者の血中アルコール濃度は最大で0.112%だった。釜山市では、バス運転手が飲酒からわずか2時間後にバスを運転し、30キロメートルを走行していた。これらの事例は、飲酒運転が韓国社会で一般的な問題となっていることを示している。

最近になり国際的な注目を集めたのは、外国人が犠牲になった2件の飲酒運転による死亡事故だ。韓国聯合ニュースTVによると、30代ですでに免許を取り消されていた者が重度の酩酊状態で車を運転し、横断歩道を渡っていた2人の歩行者をはねた。この事故では、30代の韓国系カナダ人男性が病院に搬送後に死亡した。

1週間後には、30代の容疑者がソウル市中心部で日本人の母娘をはね、50代の母親は搬送後に死亡し、30代の娘は膝を負傷して入院治療を受けた。記者が容疑者に対して「誰かが飲酒運転を止めようとしたか」「被害者に何か言いたいことはあるか」と尋ねたところ、帽子付きのパーカーを着て顔を隠していた容疑者は、ただ一言「ごめんなさい」とだけ答えた。

街頭監視カメラの映像では、歩行者が横断歩道を渡っている最中に突然車が猛スピードで通過し、歩行者が四方に逃げ惑う様子が映っていた。韓国メディアは、日本では飲酒運転をして事故を起こせば最高で懲役30年の刑が科される可能性があるが、韓国では死亡事故でも最高懲役8年にとどまると指摘した。多くの人々は、処罰が軽すぎることが韓国における飲酒運転の横行につながっていると考えており、飲酒運転についての法の定めをめぐる議論が発生している。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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