中国企業との協力深化で新たな活路を見出す日系企業

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第8回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日まで、上海市内で開かれています。

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第8回中国国際輸入博覧会が11月5日から10日まで、上海市内で開かれています。155の国・地域と国際機関が出展するこの展覧会には、日本企業も数多く参加し、中国市場での新たな協力や発展の可能性を探っています。

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長年にわたり中国市場と共に歩んできた日系企業にとって、輸入博は単なる展示の場ではなく、現地パートナーとの新しい協力の形を模索する重要な舞台となっています。花王(中国)投資有限公司の竹安将董事長は、「輸入博は事業を紹介する場であり、理念をお伝えする場」と話し、中国の消費者や取引先に自社の価値観と取り組みを直接発信できることに意義を感じていると語りました。

近年、「一帯一路」建設の沿線国で、中国企業の進出に伴って、提携先として日系企業が一緒に進出し、市場開拓を行うケースが増えています。

中国での環境保護分野に注目する花王は、中国で農薬を農産物に付着しやすくする技術を活用した製品を展開し、市場の手応えを感じていると話します。さらに、中国の大手国有企業と協力したことで、「一帯一路」建設を通じた第三国での市場開拓が実現し、来年にはブラジルでの販売を予定しているといいます。これについて花王の担当責任者は、「思いもよらぬ形で市場開拓ができ、今後さらに第三国に力を入れていきたい」と意気込みを示しました。

日本の重工大手の川崎重工管理(上海)有限公司の永田泰董事長は取材に対し、「中国企業と提携して、第三国、とりわけ『一帯一路』沿線国家で一緒に活躍する事業が進んでいる。造船、省エネ、地下鉄車両などの分野では、既に海外での展開が多数行われている」と紹介しました。また、「中国の建設機械が世界中で評価されていることから、中国が現地に作った工場でアフターサービスの拠点を設け、サービスを提供している」と最近の取り組みについて語りました。


さらに、中国の「第15次五カ年計画」を見据えた今後の中国市場の展望として、竹安董事長は「この政策は、中国の質の高い発展と高いレベルの開放という方針を明確に示しており、私たちに大きな励みと安心感を与えてくれた」と述べ、「花王は今後も中国市場への投資を継続的に拡大し、消費ニーズの高度化に応えていく」と語りました。

永田董事長は、「中国の組み立て産業は第14次五カ年計画で既に完成に近い段階にまで到達した。次の計画では主要部品の国産化がさらに進むだろう」と述べ、「日本と中国のイノベーション水準は近づいており、互いに学び合いながら新しい協力の形を模索していきたい」と展望を示しました。(提供/CRI

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