2014年10月24日、中国の重慶大学創立85周年記念式典で、同校の卒業生が新しい情報科学ビルディングの建設に役立てるため、母校に3億元（約53億円）を寄付した。中国紙・京華時報が伝えた。

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重慶大学卒業生の唐立新（タン・リーシン）氏は1963年生まれ。四川省成都市出身で、コンピューター・オートメーション科卒業。その後、同大学の大学院に進む。大手IT関連企業・新尚グループの設立者で現取締役会長。同グループの2012年における年商は225億元（約3980億円）に上る。

唐氏は社会公益活動に熱心で、特に教育事業の支援に力を注いでいる。これまでに1000人を超える学生に経済的援助を行っており、米誌フォーブスの「中国慈善ランキング2012年」では全国で38位、四川省ではトップとなった。今回、唐氏が重慶大学に寄付した3億元は、1回の寄付金額としては中国史上最高額だという。（翻訳・編集/本郷）