2014年10月24日、中国での大型高級車販売に成功してきたドイツの自動車メーカーだが、中国政府の環境対策が進むにつれ、新型の環境性能を持つエンジンを搭載した小型車に販売戦略をシフトせざるを得なくなっている。参考消息が伝えた。

【その他の写真】

これまでドイツ自動車メーカーは中国市場で大成功を収めてきた。ドイツのアウディ、BMW、ベンツは今年に入って9カ月間で約100万台、市場価格にしてシェア75％を売り上げた。だがドイツメディアによると、「中国の自由放任主義は終わった。中国政府は空気汚染対策として燃料消費量の規制に本腰を入れている」という。つまり、これまで中国で大型高級車を売りまくってきたドイツ自動車メーカーは、販売戦略を変えて、環境型エンジンを備えた小型車に注力せざるを得なくなってきたのだ。

現在ドイツ自動車メーカーがハイブリッド車の分野に全力で取り組んでいるのは偶然ではない。欧州をはじめ世界中で自動車市場が不景気にあえぐなか、ドイツ車メーカーは中国市場の需要にペースを合わせようとしている。(翻訳・編集/YM)