中国共産党第20期中央委員会第4回全体会議（四中全会）が10月20日から23日まで北京で開催された。会議では「国民経済と社会発展の第15次五カ年計画の制定に関する中国共産党中央の提案」が審議・採択され、「第15次五カ年計画」期間の中国の経済・社会発展の指導方針と主要目標が明確になり、今後5年間の発展に関する壮大な青写真が描かれた。

1953年から2025年にかけて、中国は14回の五カ年計画の編成・実施を通じて、経済の急速な発展と社会の長期的安定という2つの奇跡を生み出した。現在、第14次五カ年計画の各主要目標・任務は間もなく完了する。中国の経済規模は2025年に約140兆元（約3005兆円）に達し、5年間の増加分は約35兆元（約751兆円）を超える見込みで、世界経済成長への寄与率は約30%を維持する……この成績表は計画の先見性と効果を再び検証し、「第15次五カ年計画」の編成・実施に有利な条件をつくり出した。

世界から見れば、5カ年計画は中国特有のものでなく、中国が発案したものでもない。だが、5カ年計画の継続的な編成・実施を堅持しているのは中国だけである。

「中国のガバナンス」の最も重要な点は中国共産党の指導と人民を中心とする発展思想だ。

具体的な道筋から見れば、発展はすべての問題を解決する万能のカギだ。「現代化産業体系を構築し、実体経済の土台を固める」ことが「第15次五カ年計画」の最重要戦略的任務であることに世界は注目している。初歩的な見積もりによると、中国の伝統産業の最適化・高度化は今後5年間で約10兆元（約214兆円）の市場空間を新たに拡大し、今後10年間における新興産業と未来産業の新規拡大規模は中国のハイテク産業を再構築することに相当する。

「中国のガバナンス」のもう1つの要は開放と協力だ。四中全会は「第15次五カ年計画」期間中のハイレベルな対外開放の拡大について特別な配置を行い、協力ウィンウィンの新局面を切り開くことを強調した。自主開放を積極的に拡大し、貿易の革新的発展を推進し、双方向の投資協力の空間を広げ、「一帯一路」の質の高い共同建設を進める……かつての中国の開放が「キャッチアップ」だったとすれば、現在の中国の開放は「先頭に立つ」ことで、世界により安定した発展の期待をもたらしている。

国際情勢がどのように変化しても、中国は青写真を最後まで描き、1つまた1つと取り組み、力を集中して自国の事柄にしっかりと取り組み、自国の質の高い発展の確実性で外部環境の変化からくる不確実性によりよく対応する。世界は、今後5年間で中国が中国式現代化のよりきらびやかで美しい一ページを綴り、自国をよりよく発展させ、世界に幸福をもたらし続けることに期待できる。（提供/CRI）