パスポートランキング、米国失速を尻目に中国が過去10年で急速に上昇―香港メディア

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15日、香港メディア・香港01は、最新の「最強パスポートランキング」で米国が初めてトップ10から外れたことを報じた。写真は上海浦東国際空港。

2025年10月15日、香港メディア・香港01は、最新の「最強パスポートランキング」で米国が初めてトップ10から外れたことを報じた。

記事は、英国ロンドンの投資移民コンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズが14日に2025年10〜12月版の「ヘンリーパスポート指数」を発表したと紹介。最新のランキングで最強パスポートの座に就いたのは193の国・地域にノービザで渡航できるシンガポールで、韓国が2位(190カ国・地域)、日本が3位(189カ国・地域)だった一方で、米国は指数発表開始から20年で初めてトップ10から外れたと伝えている。

4位以下はドイツ・イタリア・ルクセンブルク・スペイン・スイスが4位、オーストリア・ベルギー・デンマークフィンランド・フランス・アイルランド・オランダが5位で、6位はギリシャなど6カ国、7位はオーストラリアなど4カ国、8位はクロアチア・英国など6カ国、9位はカナダ、10位はラトビア・リヒテンシュタインだった。米国はマレーシアと並んで12位となった。

記事は、14年には首位を誇っていた米国がこの10年余りで徐々に順位を落とし、今やノービザで訪問できるのは、全227の目的地のうち180にとどまると指摘。ヘンリー・アンド・パートナーズが、米国は今年に入ってからはブラジルのビザ免除措置を失い、ベトナムや中国が拡大したビザ免除対象リストに含まれず、パプアニューギニアやミャンマーの政策変更、ソマリアの電子ビザ制度導入といった動きが重なり、さらに順位を落とす結果になったと分析したことを伝えている。

一方で、過去10年間で順位を最も大きく上げた国の一つが中国であり、15年の94位から今年は64位まで浮上したと紹介。この10年間でノービザ渡航可能な目的地は37カ国増えたとした。また、他国からの入国制限緩和度を示す「ヘンリー・オープネス指数」でも中国は急上昇しており、過去1年間だけで新たに30カ国からのノービザ入国を認め、現在のノービザ入国許可国は76か国で米国よりも30カ国多いと伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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