日本の空港が世界的な記録、30年間ロストバゲージなし―台湾メディア

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15日、台湾メディア・自由時報は、大阪府の関西国際空港が営業開始から30年余りで1度も「ロストバゲージ」を発生させていないと報じた。写真は関西国際空港。

2025年10月15日、台湾メディア・自由時報は、大阪府の関西国際空港が営業開始から30年余りで1度も「ロストバゲージ」を発生させていないと報じた。

記事は、同空港が1994年の開業以来30年余りにわたって膨大な量の手荷物を扱いながら、受託手荷物の紛失(ロストバゲージ)ゼロを維持しており、世界的にも他に類を見ない記録として注目を集めていると紹介した。

そして、英紙デーリー・メールがこのほど、2023年だけで同空港が1000万件を超える手荷物を取り扱いながら、ロストバゲージが1件も報告されなかったとし、同空港が8年連続で「世界で最も手荷物の扱いに優れた空港」に選ばれていると報じたことを伝えた。

その上で、同空港が驚異的とも言える記録を維持している理由として「極限まで徹底された手荷物管理体制」を挙げ、荷物が預け入れから搭載までの各工程で複数回チェックされ、「三重タグ確認」が義務づけられていると指摘。もし誤送の可能性が発見された場合、地上スタッフが貨物室や仕分け所を総点検し、行方を徹底的に追跡する仕組みが整っていると解説した。

また、同空港が「到着後15分以内に手荷物を受け取れる」ことを明確な目標として設定しているほか、壊れやすい荷物は担当者が直接手渡しする、濡れた荷物の水気を拭き取る、取っ手の向きをそろえて返却するといった細やかな心配りも徹底することで、旅客から高い評価を得ていると紹介した。

記事は、航空データ企業によると、24年には世界全体で約3340万件もの手荷物が誤って処理されたと紹介。特に欧州では発生率が他地域の2倍に達する一方、アジア太平洋地域では誤処理率が最も低く、その中でも同空港の成績は抜きん出ており「世界のお手本」になっていると評した。

一方で、同空港は人工島上に建設されたことによる地盤沈下が年々進行するという別の問題を抱えており、開業以来のロストバゲージゼロをさらに続けていく上で「最も大きな試練」になるかもしれないと伝えた。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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