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29日、中国で開かれている卓球WTTチャイナスマッシュ男子シングルスで、世界ランキング4位の張本智和が同113位の中国選手に敗れて初戦で姿を消した。写真はWTT微博公式アカウントより。
2025年9月29日、中国で開かれている卓球WTTグランドスマッシュ大会チャイナスマッシュ男子シングルスで、世界ランキング4位の張本智和が同113位の中国選手に敗れて初戦で姿を消した。中国のSNS微博では前日に「世界ランク1位を目指す」という張本のインタビューが紹介されたばかりだったこともあり、大きな注目を集めた。
WTTグランドスマッシュの公式微博アカウントは29日、男子シングルス1回戦で張本が中国の陳俊菘(チェン・ジュンソン)と対戦しゲームカウント2−3で敗れたことを紹介した。張本は第1ゲームを11−8で先取するも、第2、第3ゲームを落とした。第4ゲームで取り返してタイに持ち込み、最終第5ゲームも9−5でリードしながら6連続失点で逆転負けした。
陳は20歳で、最新の世界ランキングは113位。昨年のU-19アジアユース大会で男子ダブルス、混合ダブルスの2冠を達成していた。今年は2月のWTTフィーダー・ドーハ大会の男子ダブルスで優勝した。一方、張本は9月11日に行われたWTTチャンピオンズマカオに続く初戦敗退となった。
中国のネット上では28日、今大会開幕前に張本が応じたインタビューの内容が紹介されていた。インタビューの中で張本は世界ランキング1位になるために今大会でも多くのポイントを獲得しなければならないと語るとともに、決勝に進んで王楚欽(ワン・チューチン)と再戦したいともコメントしていた。
かねてよりそのビッグマウスぶりが注目されてきたことに、直前インタビューの内容も加わり、中国ネットユーザーのコメントは総じて冷笑に満ちたものとなっている。「あははは、さあみんなで笑っちゃおうぜ」「世界ランク1位の夢、敗れたり」「どんな負けっぷりだったかチェックしに行こう」「張本はまた勝負弱さを露呈した」「ビッグマウスのたびに無様な負け方をするよな」といった感想が並ぶ一方で、「多少傲慢(ごうまん)だとは思うが、アスリートとして勝つのは当然のこと。張本がかわいそうだと感じる時もあるよ」と同情を示すユーザーも一部で見られた。
また、大きな国際大会で日本のエースを倒した若手の陳に対する賛辞も数多く見られ、「やっぱり中国はすごいね」「若手選手に必要な勢いを持っている」「冷静で粘り強く、素晴らしい戦いぶりだった」「絶体絶命のところで諦めず逆転を呼び込んだ勇気が素晴らしい」といったコメントが寄せられた。(編集・翻訳/川尻)
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