チャオ・ルースー（趙露思）主演の中国ドラマ「許我耀眼」が26日に前ぶれなく配信をスタート。SNSではチャオ・ルースーの反骨精神へのエールが大きく、数字にも反映されている。

チャオ・ルースーと香港の俳優ウィリアム・チャン（陳偉霆）が主演の「許我耀眼」は、26日午前に騰訊視頻（テンセントビデオ）で配信をスタートした。同日、ドラマの人気と影響度を示す「熱度」ポイントは2万7000を突破し、リウ・ユーニン（劉宇寧）とソン・ズーアル（宋祖児）主演の時代劇ドラマ「折腰」の記録を更新。騰訊視頻において今年最高の数字をマークした。

昨年9月のクランクアップ後、今春には配信許可を取得して夏季シーズンに登場するとみられていたが、チャオ・ルースーが所属事務所との金銭問題や精神的圧力を暴露したことも原因となり、配信延期が報じられていた。26日、チャオ・ルースーが親友の女優ウェイ・シャオ（魏笑）のSNSに登場したが、「誰も知らせてくれなかった」と書かれていたため、主演のチャオ・ルースー本人も配信を知らなかったとみられる。

チャオ・ルースーは事務所との関係悪化により、3000万人のフォロワーを抱えていた中国のSNS・微博（ウェイボー）のアカウントを閉鎖するなど一貫して強い態度を見せている。このほど陝西省西安市で行われたファッションブランドのイベントでは、会場となった商業施設に約5万人のファンが駆けつけてチャオ・ルースーへの支持を示したことが話題になった。「許我耀眼」は事務所とのトラブルや体調が原因で女優活動を一時中止しているチャオ・ルースーの唯一の配信待機作ということもあり、大きな反響を見せている。（Mathilda）