Record China 2014年10月27日(月) 20時27分
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20日、復旦大学(上海)伝播・国家治理研究センターが今月15日、8カ月かけてまとめた「中国インターネット社会心理報告(2014)」を発表した。資料写真。
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2014年10月20日、復旦大学(上海)伝播・国家治理研究センターが今月15日、8カ月かけてまとめた「中国インターネット社会心理報告(2014)」を発表した。ネットユーザーが最も関心を抱いているのは、「教育」や「腐敗撲滅」で、社会で普遍的なマイナスの感情は、「不公平感」と「不安感」だった。 羊城晩報が報じた。
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▼政府の「腐敗撲滅」に満足
同報告によると、社会で最も注目されたのは、「腐敗撲滅」、「不動産価格」、「所得分配」、「環境保護」、「戸籍」、「医療」、「食品の安全」、「就職」、「教育」、「老後」、「民族」、「宗教」など12の話題だった。1800人を対象に実施された同調査の分析結果では、最も言及が多かったのが「教育」。22.9%の「腐敗撲滅」が2位だった。
ネットユーザーの多くが、中国政府が現在実施している「腐敗撲滅運動」を支持し、楽観的な見方を持っている。上記の12の話題のうち、回答者が最も満足しているのが「腐敗撲滅」で、1800人のうち6.6%が「最も満足している」と答えた。うち211人は、上から下まで貫かれた腐敗撲滅活動に対して評価を行い、61.6%が楽観的な見方を示した。一方、悲観的な見方を示したのは、わずか0.9%にとどまった。残りの約37%は「中立」の立場を示した。
一方、「腐敗撲滅」をめぐる現行の政策に対して、不満を示す回答も16.9%あった。うち、394人が、効果的な腐敗撲滅方法に関して意見を述べ、その68.8%が、「制度保障」を挙げた。同数字は、引き続き汚職関係者を取り締まることに賛成の意を表した28.9%を大きく上回った。
▼約半数に「不公平感」
同報告によると、社会で普遍的なマイナスの感情は、「不公平感」と「不安感」だった。うち、「不公平感」を抱いている回答者は44.7%、「不安感」を抱いている回答者は41.3%だった。
「不公平感」を最も強く抱いているのは、1970年代生まれのグループ(51.2%)だった。また、社会階層別に見ると、底辺のグループ(64.8%)が最も「不公平感」を抱き、微博(ウェイボー)を通してその感情を表していた。うち、25.1%は不公平感を「強く」抱いていた。学歴別にみると、最終学歴が大専(短大、高等職業学校)の回答者が最も強い「不公平感」を抱いていた。
「不安感」を最も抱いているのも70年代生まれのグループ。そのほか、60年代生まれや50年代生まれも、半数以上が「不安感」を抱いていた。社会階層別に見ても、底辺のグループ(50.5%)が最も「不安感」を抱いていた。次に多かったのはビジネス界のエリートや資産家(45.8%)だった。つまり、「貧」と「富」どちらに属していても、「不安感」を感じているということだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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