2014年10月20日、韓国・聯合ニュースは、2050年、統一後の韓国1人当たりの国内総生産（GDP）が7万ドルに達し、主要20カ国（G20）の中で2位になるというバラ色の展望が、統一準備委員会によって示されたことを報じた。

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統一準備委員会は20日午後、大韓商工会議所で「統一によって大発展が可能である」をテーマに開催される公開セミナーに先立ち、事前に配布した資料でこれらの見通しを発表した。

発表者の統一準備委員会キム・ビョンヨン経済分科専門委員（ソウル大学教授）は、2050年統一後の韓国1人当たりのGDPの推定値を、7万3747ドル（韓国8万2421ドル、北朝鮮5万7396ドル）、年間成長率を4．51％（韓国2．63％、北朝鮮9．55％）とした。

これに対して、韓国のネットユーザーから多くの意見が寄せられている。以下はその一部。

「G20が東南アジア20カ国に変わったみたいだな」

「でたらめ言うな」

「国民の税金で雲をつかむようなざれ言を言って給料をもらっている学者の姿をみると、ため息しか出てこない」

「国も国民も統一の幻想に陥っている」

「今の南北の所得格差が100倍もあるのに、それを減らすための費用はどうなるんだ？」

「歴代政権のバラ色の青写真すべてを合わせたものよりも、これは数倍しっかりしているんじゃないか？」

「統一のような無駄な夢を追わずに、今の経済のことを考えないといけない」

「でたらめな話だね。本当に統一したら、今の20〜30代の若者が486世代（※40代で、80年代に大学入学した、60年代生まれを指す）と北朝鮮難民2500万人の扶養をしないといけないのに、現実的にそれが可能な話か？国を破綻させたくないなら、絶対に統一しないでくれ」

「統一されれば、国力が2倍になるとは必ずしも言えない。韓国と同じような国が統一すれば、国力が2倍になるだろうけど、今のように矛盾と不合理に満ちた状態では統一しても痛みが2倍に増えるだけだ」（翻訳・編集/まるみ)